古九谷・吉田屋 青手九谷の世界展

2015年10月03日~2016年01月31日

360年前、大聖寺藩祖 前田利治の命によって領内九谷村に開窯した「古九谷窯」。青手や五彩手の名品の数々を生み出しました。50年余り稼働して廃窯。百数十年後、古九谷窯跡を再興したのは大聖寺の豪商 吉田屋伝右衛門。古九谷の青手を復活、再興させ「吉田屋九谷」を完成させました。やがて伝右衛門の死去等により窯を閉じましたが、大聖寺藩の肝いりで青手九谷を製作する「松山窯」が幕末に開窯し、吉田屋九谷を技術面で継承。明治九谷に古九谷以来の和絵具色絵の神髄を伝えました。

本展では、松平忠輝の遺品である「加賀の白山」を描いた青手古九谷(長野県諏訪市指定文化財)が特別出品されます。

※本展は、先に開催された「加賀九谷焼展:加賀の章」と同内容の展示となっております。