特別展 大聖寺藩創設380年記念 後藤才次郎と古九谷 開催!

2019年07月27日


特別展が開催されました。



 〔特別展名〕  

 特別展 大聖寺藩創設380年記念 

 後藤才次郎と古九谷

 

 〔主旨〕

 本年、令和元(2019)年は、大聖寺藩が寛永16(1639)年に創設されてから380年の節目を迎える年です。

 本特別展ではこれを記念し、かつての石川縣江沼郡役所や北前船主の西出孫左衛門らが秘蔵していた後藤才次郎作「九谷焼磁佛」を初めて公開します。本佛像は昭和25(1950)年前後を境に所蔵者の情報が途絶えるもので、その54年後の平成16(2004)年に発見された以降も、本年まで15年間、秘蔵されてきたものです。本佛像が一般公開された最後は、昭和7(1932)年の「十萬石文化展覧會陳列」であると考えられるため、今回、87年ぶりに日の目を見ることになります。

 さらに、九谷焼の発祥の地である加賀を中心にこれまで重宝されてきた古九谷の逸品を展示することで、「昔から、どのようなものを古九谷と呼んできたのか」を今一度考える機会とし、大聖寺藩による九谷焼生産の偉業を讃える特別展とします。

 

 〔会期〕

 令和元年8月31日(土〕~令和元年10月27日(日)

  

 〔お知らせ〕 

 特別展期間中、以下のとおり、ギャラリートーク(要入館料)及び、4回に渡る講演会(4回とも聴講無料)を開催いたします。


 〔ギャラリートーク情報〕

 当館担当学芸員によるギャラリートーク

 令和元年8月31日(土)

 ※ギャラリートークの時間は13:30~14:30、会場は石川県九谷焼美術館1階企画展示室。事前申し込み不要。直接会場にお越しください。要入館料。

 

 〔講演会情報〕

 記念講演会その1

 「古九谷と淺野屋次郎兵衛『臘月庵日記』」

 令和元年9月7日(土)

 孫崎 紀子氏(元上智大学山岡三治教授「文化交渉学特講」(文学研究科)講師)

 ーまごさき のりこー

 昭和23年石川県小松市生まれ。金沢大学薬学部卒業後、金沢大学医学部附属ガン研究所を経て、外交官である夫と共に、ロンドン、モスクワ、ボストン、バクダード、オタワ、タシケント、テヘランに住む。主要著書に、『「かぐや姫」誕生の謎-渡来の王女と“道真の祟り”』(現代書館・2016)、『古九谷の暗号-加賀藩主・前田利常がつくった洗礼盤-』(現代書館・2019)。主要エッセイ・論文に、「マンナ」『出逢い』Ⅲ(五月会文芸サークル・1994)、「ムミヨとウズベグ語」『みんけん』民事研修No.483(法務総合研究所)、「日本語とウズベグ語の比較」『日本語教育研究』第32号(財団法人言語文化研究所・1996)、「舎衛女のうた」『アジア・アフリカ図書館報 復刊 12』(2002)、「利常の洗礼盤」『石川県九谷焼美術館紀要「九谷を拓く」第1号』(2018)、「『バタヴィア城日誌』とT.フォルカーの書いた1640年のこと」『石川県九谷焼美術館紀要「九谷を拓く」第2号』(2019)などがある。『臘月庵日記』の著者「淺野屋次郎兵衞」は、母方の本家筋にあたる。

 

 記念講演会2

 「古九谷-大聖寺藩に開花したバロック芸術」

 村瀬 博春氏(石川県立美術館学芸第一担当課長)

 令和元年9月14日(土)

 ーむらせ ひろはるー

 昭和34年、石川県金沢市生まれ。上智大学文学部哲学科卒業後、旧石川県美術館学芸員、石川県立美術館学芸員を経て、現職。北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士後期課程修了、博士(知識科学)。専門分野は、哲学、美学、美術史学。石川県立美術館では古美術担当として主に江戸時代の美術・工芸にかかわる展示、研究を行う。担当展覧会は、「石川県立美術館開館35周年/金沢美術倶楽部創立100周年 美の力」(2018)をはじめ、多数。主要論文は、「俵屋宗達と久隅守景の思想的紐帯(ちゅうたい)-風神雷神図と紅白梅図をめぐって-」『美学』(美学会・2003)、「広義のバロック芸術としての古九谷」『石川県九谷焼美術館紀要「九谷を拓く」第2号』(2019)ほか多数。

 

 記念講演会その3

 「古九谷と大聖寺藩前田家」

 北 春千代氏(石川県立歴史博物館学芸主幹)

 令和元年9月28日(土)

 ーきた はるちよー

 昭和22年、石川県生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、旧石川県美術館学芸課長、石川県立美術館学芸主幹兼学芸第一課長、石川県立歴史博物館副館長を経て、現職。主要論文は、「加賀・能登のやきもの」『日本やきもの集成4北陸』(平凡社・1981)、「石川県の近世陶磁 能登の諸窯」『世界陶磁全集9』(小学館・1983)、「仙叟と加賀」『裏千家 今日庵歴代 第4巻 仙叟宗室』(淡交社・2008)、「前田利家・利長と茶の湯」『桃山・江戸時代初期の大大名の茶の湯』(宮帯出版社・2017)ほか多数。

 

 秋季講演会

 「加賀藩と野々村仁清」

 岡 佳子氏(大手前大学総合文化学部教授)

 令和元年10月5日(土)

 ーおか よしこー

 昭和29年、福岡県北九州市生まれ。京都女子大学大学院文学研究科修了後、都市社会振興財団、京都市歴史資料館、大手前女子大学専任講師を経て、現職。博士(芸術学)(筑波大学、2008年)。専攻は、日本文化史、陶磁史。主要著書に、『国宝仁清の謎』(角川書店・2001)、『窯別ガイド 日本のやきもの 京都』 (淡交社・2003)、『近世京焼の研究』(思文閣出版、2011)、『「千種」物語―二つの海を渡った唐物茶壺』(思文閣出版・共編著・2016)などがある。

 

 ※講演会はいずれも、時間は13:30~15:00、会場は石川県九谷焼美術館2階ホール。事前申し込み不要。直接会場にお越しください。定員約60名先着順。聴講は無料です。

  講演を聴講された方には次の特典があります。

 [1]会期中の1つの講演会参加ごとに、入館料500円→250円の特別割引券進呈

 [2]会期中の4つの講演会参加で、特別展「特別展 大聖寺藩創設380年記念 後藤才次郎と古九谷」の図録進呈